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中央の白い建物から海岸を経て奥にある山間部で最終処分場の調査が計画されていたという=高知県東洋町生見海岸近く


 原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、これまで 全国で唯一、第1段階の文献調査に応募した高知県東洋町。2007年の応募は町を二分する大論争となり、最後は反対派の意見が通って応募は撤回されたが、 今も町民の心の傷として残る。後志管内寿都町が文献調査への応募を検討する中、東洋町民は何を思うか、高知県東端の小さな町を歩いた。

 「あの山に核のごみを埋める計画だったんです」。東洋町東部の高台を案内してくれ た町議の田島毅三夫(きさお)さん(73)はサーフポイントとして有名な生見海岸を挟み対岸の山を指さし、「処分場ができれば、風評被害で名物のカツオ漁 やポンカン栽培も続けられなくなったかも」とつぶやいた。