http://www.minpo.jp/news/detail/2014093018364

 いわき市勿来市民会館で29日に開かれた中間貯蔵施設建設予定地の地権者対象の初の説明会では、出席者から「補償額があまりに低過ぎる。被災者の実情を分かっていない」など不満の声が相次いだ。
冒頭以外、非公開の説明会は午後7時に始まり、当初の予定を20分ほどオーバーして午後9時20分ごろ終了した。出席者によると、環境省が示した土地の価格の算定方法を疑問視する声が大半を占めたという。
双葉町からいわき市に避難している高野一美さん(83)は「示された額があまりにも低い」と首をかしげた。建設予定地に水田を保有している。説明会では、環境省の担当者に算定基準の見直しを求めた。「納得できる内容ではないが、個別交渉に臨まざるを得ない」と胸の内を明かした。
大熊町から会津若松市に避難している渡部隆繁さん(65)も「生活が再建できる額ではない」と不満を口にした。「古里を失った被災者の気持ちを分かっていない」と訴えた。