小泉首相は「改革、改革」と言いつのった。
その「改革は」はアメリカにせかされた改革だった。
郵政民営化も、小泉は最初郵貯の民営化だけを言っていたが、アメリカの要望書に従って簡保が柱となり、結局4分割された。
「法科大学」が作られたのも、アメリカの要望書に従った物である。
念のために言っておくが、この「年次改革要望書」はアメリカの利益になるように日本を改革しろと言う命令書なのだ。
日本のための改革ではないのである。
こう言う書類を受けとると言うだけで、日本政府は、自尊心も何も無い人間達の集まりであることを示している。
それも、毎年受取るとは、情けない。日本政府はどこの国の国民のための政府なのか。
日本の官僚はアメリカの要望書の命令を達成するために働いているような物だ。
こんな日本を独立国だと言えるか。
なぜ、アメリカが、こんな自国に都合の良い「改革要望書」を日本に突きつける権利があり、なぜ、日本政府は「改革要望書」を押し頂き、アメリカの意のままに自国の政治を運営するのか。
これほど惨めで無残な二国間関係は、昔の植民地でしか見られなかったことだ。
日本は、何から何まで、アメリカの指図通りに動かなければならない、と歴代自民党政府が決めてきたのだ。
歴代自民党政府は、文字どおりの売国奴、腰抜けの売国奴共の集団だった。
65年間、そんな関係を続けてきたから、アメリカにすこしでも、逆らうと、手ひどい目に遭う。
小泉はアメリカに行って、ブッシュの前で、自分がアメリカの忠犬であることを示すためにプレスリーの真似をして馬鹿をさらしたが、その馬鹿さ加減がブッシュを安心させて、大変ブッシュの覚えが目出度かった。
ところが、鳩山由紀夫氏が少しでもアメリカ基地に異論を申し立てると、TIME、ワシントンポスト、などを動員してて鳩山をアホだの、馬鹿だのと罵る。
挙げ句は、シャツの趣味が悪いと、人格を貶めるような誹謗を尽くす。
(それに乗って、自民党の女性代議士が議場で、鳩山由紀夫氏にそのシャツの件でヤジを飛ばした。その女性議員はアメリカから、ういやつ、とおぼえが目出度くなるだろう。アメリカの奴隷試験に合格したのだ。おめでとう)
日本人の大半は、このアメリカが毎年通達してくる「年次改革要望書」の事を知らない。
小泉と竹中という2人の売国奴が騒ぎたてた、「改革」とは、アメリカの「年次改革要望書」通りに日本の姿を変えることだったのだ。
一度、私が上に挙げた、アメリカ大使館のホームページで、その「年次改革要望書」を読んで貰いたい。
これで、髪の毛が逆立たず、血も逆流するような感じを抱かなかったとしたら、貴方も既に立派なアメリカの奴隷ですよ。
この「年次要望改革書」は内政干渉どころではない。
まさに、宗主国が属国に下す命令である。
こう言う関係が、65年続いているのだ。
それに、唯々諾々と従ってきた自民党政府がいなくなったからと言って、アメリカが急に態度を変える訳がないだろう。
鳩山由紀夫氏が何を言おうと、馬耳東風。
真面目になって言い続けると、突然兇悪な顔になって、脅迫的言辞をちらつかせれば、鳩山由紀夫氏も心がくじける。
それも、国民全員が、鳩山由紀夫氏を支持してくれるなら、がんばれるが、新聞、テレビで毎日のように、「宇宙人だ」とか、「信用できない」などと言われ続けられればとても、強力なアメリカ相手に戦う力が湧いてこない。
鳩山由紀夫氏自身、母親から貰った献金の処理がまずかったと言う愚劣さはあるが、そんなことは、「賢明なる検察官諸君」は何年も前から摑んでいるはずであり、それならその時に、問題にすればよかったのに、鳩山由紀夫氏が首相になった途端に動き出して調査に入り、捜査の過程を如何にも犯罪が犯されたかのように連日リークし、それに合わせてマスコミが、鳩山由紀夫氏が大罪を犯した大悪人であるかのように騒ぎまくって、国民感情を扇動した。
国民も簡単に扇動に乗って、世間全体が「献金問題、献金問題、献金問題」と騒ぎ、「あんな途方もない金持ちに庶民の心など分かるはずはない」というやっかみも加わり、鳩山由紀夫氏に対する支持率が極端に低下した。
これでは、手足を縛られて、ボクシングをしろと言われているような物で、何も出来ない。
さらに、マスコミは「鳩山由紀夫氏は普天間問題を解決出来ない」「鳩山由紀夫氏にその能力はない」などと書き立てた。片言隻句をとらえて「鳩山迷走」とか「閣内にも鳩山不信感」などと責め続けた。
これでは、鳩山由紀夫氏が動けなくなるのは当然だ。
あの状況で、どう動けばよいのか。
普天間基地移設問題で、反対運動をしていた人達の多くも、鳩山由紀夫氏の献金問題で、検察のリークの通りに動かされているのではないか。
もう一つ、日本が情けない属国であることを示すのが「思いやり予算である」
日本人の大半は、この「思いやり予算」などと言う言葉を知らないか、知っていても関心を払わない。日本人全体に、奴隷根性がしみこんでいるのだ。
今この文章を読んでいる貴方。私は貴方のことを言っているんですよ。
他人事のように読まないでね。
◎「思いやり予算」とは1978年、円高ドル安に配慮して、在日米軍基地で働く日本人従業員の給与の一部負担(62億円)を日本政府が決めたのが始まりで、その後、米国側の要求で、基地内の光熱費、水道費、施設建設費、さらには米兵のリクリエーション施設の経費などの厚生費まで範囲が広がり、金額も上昇した。
2010年4月7日のNHKの「ニュース9」によると、1978年から2010年までの32年間で、総額5兆5千億円に達する、というからすごい。
なぜ、「思いやり予算」などという訳の分からない名前がついたかというと、1978当時の金丸防衛長官が「思いやりの精神で米軍駐留軍の負担増に応じる」と述べた事による。
これは、全く奇怪である。
沖縄に駐屯しているのはアメリカの海兵隊である。
元朝日新聞社会部記者で軍事ジャーナリストの田岡俊次によると、いざ戦争などが起こった時に、海兵隊の取る行動の優先順位は次のようになっていると言う。
1:自国民(米国人)の救出・保護
2:アメリカの永住権であるグリーンカードを持つ人の救出・保護
3:友国であるカナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドの人の保護。
4:その他の人
この、4番目のその他の人の中に、日本人が入っているらしい。
いずれにしても、沖縄にいる海兵隊は、沖縄県の人間を助けるにしても、まず、自国、友国(アングロサクソンの国)のあと、余裕があればと言う程度である。
元防衛大臣の石破自民党政調会長も優先順位の1位が在留米国人であることを認めており、日本人はせいぜい「在留米人を救出した後、空席があればついでに助けてもらえる」程度なのだといっているそうだ。
こういう、日本人のことなど考えていない海兵隊が、何か事があった時に日本を助けてくれるとはとても信じがたい。こう言う軍隊に、何を思い遣ってやる必要があるのだろう。
お人好しというか、奴隷根性もいい加減にして貰いたい。
「思いやり予算」の内容を、日本共産党の「しんぶん赤旗」が詳しく調べている。
(私は日本共産党とは意見を異にするし、彼らの政治論など受け付けられないが、彼らは他のマスコミが調べないようなこともきちんと調べているので信用できる部分もある。)
その「しんぶん赤旗」、2005年5月19付けの紙面を転載する。
(転載開始)
米軍施設に「思いやり」 税金2兆円
作戦関連、住宅も寝室が4つ
日本政府が在日米軍への「思いやり予算」で建設してきた施設が、一九七九年度の開始以来、一万二千七百四十七件、総額約二兆円に達しています(日本共産党の赤嶺政賢議員の調べ)。地球規模で展開する米軍の作戦を支える施設から、米兵のための豪華家族住宅まで、日本国民の税金を注ぎ込んできた実態の一端をみました。
一階に居間、食堂、台所、家族室(多目的スペース)、二階には寝室が四つ、浴室、シャワー室…。「思いやり予算」でつくられる米兵用低層家族住宅(四寝室タイプ)の標準間取りです。
日本住宅の3倍の広さ
家族住宅は最も建設数が多く、一万一千二百八十三戸建設さ
れてきました。総予算は五千三百九十二億円です。
冒頭の低層四寝室タイプで、延べ床面積は百五十七平方メー
トル。日本の公営住宅の平均面積五十一・五六平方メートル
(総務省調べ、〇三年)の三倍にもなります。最も狭いタイプ
(高層二寝室タイプ)でも百一平方メートルと、二倍の広さで
す。
米軍の要望に応え、特別に建設している司令官用の家族住宅
(四寝室)にいたっては、二百三十四平方メートルで、日本の
公営住宅の四倍以上。居間だけで、五十四平方メートル=三十
三畳大もあります。
このほかにも、運動施設、学校、育児所、銀行、病院、郵便局、ガソリンスタンド、ショッピングセンター、劇場など、いたれりつくせりです。日本の憲法では宗教施設への公金支出が禁じられているのに、教会も建設。アルコール中毒患者のための更生施設や、軽犯罪者用の矯正施設もつくってきました。
野球場や体育館などの運動施設は「(米兵の)体力向上」(防衛施設庁)を目的に建設され、四十九カ所(三百二十二億円)にのぼります。
中身も豪華です。佐世保基地(長崎県)に建設中の体育館は、約七千平方メートル。ワールドカップ・バレーボールなどの国際大会も開かれる国立代々木競技場の第一体育館(六千百四十九平方メートル)を超える規模です。
岩国基地(山口県)で設計を進めている多目的運動施設は、バレーコート二面、バスケットコート一面、グラウンド一面を完備。キャンプ瑞慶覧(ずけらん:沖縄県)では、五十メートル八コースの屋外プールの改築や、球技場としてサッカー場一面、ソフトボール場三面、陸上競技場としてトラック一面を建設する予定です。
米兵家族のための学校も、三十五校(四百三十億円)を建設。一クラスあたりの生徒数は、「米軍の基準があり、二十人から二十五人ぐらい」(防衛施設庁)です。
司令部棟や滑走路拡張
米軍機の耐爆シェルター、滑走路、工場、倉庫、訓練施設など、米軍の作戦を支援する施設建設も進めてきました。
イラクに出撃し、ファルージャの住民虐殺作戦に参加した沖縄の米海兵隊部隊のために、司令部棟も建設しています(キャンプ・ハンセン、キャンプ・シュワブ)。
横須賀基地(神奈川県)では、原子力空母の配備をにらみ、十二号バース(ふ頭)を延伸。佐世保基地では、イラクに沖縄の海兵隊部隊を運んだ揚陸艦用の新岸壁を建設しています。
在日米軍再編で、夜間離着陸訓練(NLP)の移転が検討されている岩国基地は、沖合に新たな滑走路を建設する拡張工事が進行中。すでに千七百三十三億円をつぎ込んでいます。
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