東京都が築地市場(中央区)の移転先とする豊洲新市場(江東区、東京ガス工場跡地)の土壌汚染対策を提言してきた専門家会議の平田健正座長は30日、同市場で会見し、土壌汚染の追加対策工事を追認し、「将来リスクを踏まえた安全性が確保された」との評価を示しました。同時に、この日公表した6月の地下水調査では、土壌汚染対策後最大となる環境基準の170倍のベンゼンが検出され、地下に深刻な汚染が残っていることが明らかになりました。
解説
汚染残ったまま
移転の強行やめよ
豊洲移転は汚染の無害化が前提だった以上、その前提がなくなった今、移転を強行すべきではありません。市場業者の目の届かないところで「安全」だと結論づけるのではなく、移転を中止して築地市場の現地再整備を行うべきであり、少なくとも豊洲新市場の10月開場は延期すべきです。(細川豊史)


