ttammakko24のblog

気になるニュースを転載しています。

2012年04月

pol

昨日のアゴラ記事、何故「天下り」を許してはいけないのか? に引き続き、3日前のアゴラ記事、電力は「第二の米」になるに寄せられたコメントを参照する。JICA勤務、太田氏の下記コメントである。

”H17の総務省の委託による野村総研の調査では、国、地方の公務員と公的機関に勤務する職員を合わせた数は、人口あたりの比較で、おおよそ仏国の5割、英、米の6割といったところです。この割合は私の知る限り過去十数年変わっていません。国家公務員の新採を約6割減らすそうですが、今後何年も継続すればたいへんなことになると思います。”


大変意外であったが、同様の考えの方が結構多い様である。しかしながら本当であろうか?

太田氏勤務JICAの上部団体である外務省とJICAそのものを検証してみる。

先ず外務省である。

成程、このグラフを参照する限り、日本の外務省は人口当たり、フランスの四分の一、ドイツの三分の一の職員で遣り繰りしている事になる。

しかしながら、外務省には大変申し訳ないが、こんな数字はインチキだと言わざるを得ない。

少し古い話であるが、発展途上国を訪問して、欧米の在外公館に勤務するコマーシャルアッタシェと面談して何時も感じたのは、経済協力プロジェクトや相手国内情に精通しているという事実である。

この事実から、彼等が前面に立って仕事を進めているのが伺い知れた。

方や、日本大使館は如何であろう?

大使閣下が「文化交流会」や「ワインの飲み比べ」の如き案件に多忙な事以外は余り見えて来ない。

業務負荷のかかるODA案件に就いて、実務はJICAと言う棲み分けが出来ており、公電の発信と訓令の受領以外何もやっていないのではないか?

中抜きと言うか、何と言うか、こんなハリウッドの映画撮影用、張りぼてセットの様な業態なら大したスタッフは必要としない。これで、少人数で業務を熟していると胸を張られても納税者としては困惑する。

それでは、JICAはきちんと機能しているのであろうか?

”常勤職員の数(定員ベース)

1,827名(2012年3月末時点)”

との公表である。成程、全世界のODAを2,000人弱で管理、監督出来ているのであれば優秀である。

果たして本当であろうか?

JICAは「民活」、「アウトソーシング」と称しその調査業務の多くを外部委託している。受注金額最上位の日本工営のホームページを参照する。

”海外事業については、新興国を中心に経済成長に伴って活発化する物流活動を支えるための交通インフラ整備、ゴミ、水、交通渋滞などの都市問題の解決や地球温暖化防止に向けた環境対策事業などが増えつつあります。2009年度JICA(国際協力機構)のコンサルタント契約実績によると、コンサルタント業務の契約総額が600億円を突破するなど、海外への投資案件は増加の傾向があります。我々は海外事業においてもリーディングカンパニーとして業界を牽引しています。 ”

何と年間600億円超の調査業務を外部に発注しているのである。

仮に一人当りの人件費を@1,000万円とすると、600億円÷@1,000万円=6,000人と言う事になる。

この6,000人と言う数字は無論、外務省の数字にもJICAの数字にも出て来ない。

問題なのは、話がこれで終わらない事である。

JICAが公表する下記ニュースを参照する。

”これに対し、田中理事長は、東日本大震災に対するカンボジアの支援に感謝の意を表明。また、2012年のASEAN議長国としてのカンボジアの役割に期待を表し、「日本企業の進出が進む中、JICAは、経済インフラや投資環境の整備のほか、上下水道をはじめとする社会インフラ整備、法整備など、幅広い協力を実施している。中でも、幹線道路の整備については、カンボジアの発展のみならず、ASEAN全体の連結性に裨益するプロジェクトであり、それに貢献できることは日本にとっても望ましいことだ」と述べた。”

日本は言うまでもなく「要請主義」の立場を取っている。従って、相手国政府から日本政府の評価に耐える「要請書」が出て来なければ話は進まない。

例えば、飽く迄一般例として説明するが、「上下水道プロジェクト」を推進する為には現地調査が必要で、この為にJICAはコンサルタントに調査の業務委託を行う事になる。

受注したコンサルタントが自分で仕事をすれば話は判り易いのであるが、実態は真逆である。

先ず、下請けのコンサルタントに自社の取り分を抜いた上で丸投げする。

下請けのコンサルタントは更に孫請けに丸投げする場合もあるだろうが、自分でやるとして、「掘削業者」、「配管業者」、「ポンプメーカー」等に協力を要請する。

ここで問題なのは、調査段階の仕事に対し、業者に経費が支払われない点である。暗黙の了解で、協力案件での受注、しかも先行して発生するコストの回収を可能とする契約金額と言う事がある筈だ。

従って、JICAは600億円程度の予算で、これ程の調査を実行していると胸を張るかも知れないが、600億円は飽く迄氷山の一角に過ぎず、実際に調査業務を行った業者のコストは含まれていない。

このスキームは良く理解されないままに、官民癒着とか、腐敗の温床とか批判される事が多いが、こう見て行くと調査に協力した業者が高値(先行投資の回収可能な)での確実な受注を前提とした「制度設計」である事が理解戴けると思う。

ここまで読まれて、いい加減うんざりされた方も多いと思う。

しかしながら、これ以上に遥かに本質的な問題がある。

総合商社の存在である。

これまで述べて来たJICA関連の話は、飽く迄プロジェクトありきの実務的なものである。

一方、総合商社は相手国政府との折衝を含めプロジェクトの表裏全てを取り仕切っている。嘘だと思うのであれば、大使館の担当にプロジェクトの中身を質問してみれば良い。一般的なスケジュールの様な点を除いて何も答えられない筈である。

そして、そもそもが大使館の職員に質問に行くような人間等いない。技術的な内容であれば、コンサルタント。それ以外の全ては担当する商社の人間と言う事になる。

こう考えて来ると、ODA関連日本大使館の機能は「床の間の掛け軸」程度であり、方やJICAは毎朝この掛け軸を拝み、民間に仕事を丸投げし、手柄を横取りする事と推測されるが、如何なものであろう?

繰り返しとなるが、こういう状態で、外務省やJICAは少ない人数で頑張っていると胸を張られても納税者としては困ると、一言言っておきたい。

そして、ODAの現状の仕組みも問題であるが、このゴールデンウイークに外務大臣以下政務三役うち揃って「外遊」の方が遥かに問題かも知れない。

そもそも、外務省の政務三役はこの様なODAの現状、そして、それを必然とするスキームを理解しているのであろうか? 

山口 巌 ファーイーストコンサルティングファーム代表取締役

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111015-00000008-pseven-pol

日本の精神医療には暗部がある。海外で「自殺の危険性」が警告されている抗うつ薬がいまだに日本では多くのケースで使用されており、医師の安易な診察と処方が自殺を誘発している疑いがある。さらに、世界的に見て非常識極まりない日本の悪弊、「多剤大量処方」の問題を医療ジャーナリストの伊藤隼也氏が報告する。

 * * *
なぜ日本では多くの医師が薬に頼るのだろうか。林試の森クリニック(東京都目黒区)の石川憲彦院長は、多剤大量処方は先進国の中で日本だけが続ける悪弊だと主張する。
「海外では単剤または2種類の処方が基本です。イギリスの精神科医・クックソンらが作成した投薬の原則(表参照)では3種類以上の薬の併用を避けるよう明示しています。
 ところが日本では、『薬をたくさん出してあげることがよい治療』という“薬信仰”が根強い。最近、教科書では、原則として単剤でしかも投薬量を限定するよう、記載するようになりました。
 ですが、同じ教科書に掲載されている『処方例』には、たとえばある症状に対しては4種類の薬を出すよう書かれている。表向き言っていることと、実際の例が矛盾しているのです」
 これまで多剤大量処方で薬漬けにされた患者を多く診察し、断薬・減薬を成功させてきた牛久東洋医学クリニック(茨城県牛久市)の内海聡院長は、教育の問題を指摘する。

「医学部や臨床の現場で先輩や上長が『そうしていたから』というだけで、少なくない医師が多剤大量処方は正しいと信じて踏襲している。また、勤務医のほとんどは前任から患者を引き継ぐので、『この処方はおかしい』と思っても、薬を変えて病状が悪化するのを怖れて、そのまま継続するんです。

 悪質な場合は、薬漬けにしてずっと患者さんを通院させ、金のなる木として抱え込む医師もいると疑っています」

 厚生労働省の検討会でも、統合失調症患者に対する抗精神病薬の単剤投与が多くの国で50%以上なのに、日本では20%未満であることや、抗うつ薬の他剤との併用率が他国では3.4~25%程度なのに、日本だけ19~35.9%に達すると報告されている。明らかに日本だけ突出している。

 多剤大量処方の問題について厚労省は本誌の取材に、「ほとんどの場合、きちんと処方されているという認識です。患者さんには処方された通りきちんと服用してもらうことが大事だと考えています」と見解を示す一方で、対策については「現在、全体でどういう処方が行なわれているのか調査中。結果をふまえて対策をこれから考えていくので答えられない」と述べた。

“問題ない”としながら「調査中」とは矛盾している。
※SAPIO2011年10月26日号

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201204270050.html
劣化ウラン保管、地元は初耳


山口県和木町の三井化学岩国大竹工場の爆発事故で、工場内に放射性物質の劣化ウランが保管されていたことをめぐり、住民から不安の声が上がっている。工場から自治体への報告義務がないため、同町と岩国、大竹両市は保管事実を知らなかった。和木町は岩国、大竹市とともにコンビナート事故対策に向けた協議会を設置し、情報共有などの検討を始める。

 文部科学省は原子炉等規制法に基づき、全国の企業や研究施設から保管状況の報告を毎年受けている。同省のホームページに保管状況を掲載。しかし、企業などが自治体に連絡する法律上の義務はない。

 事故発生の22日、同社は午前8時50分からの記者会見で劣化ウランの保管を公表。3市町は「事故後の会社の発表で知った」としている。岩国市の共産党市議団は26日、「会社から住民側への報告がなく、不安を与えている」とし、市に実態調査や対策を申し入れた。

 同社によると、劣化ウランはステンレスで二重になっている200リットル入りドラム缶で3379本分。事故現場から北西約500メートルの倉庫に保管している。繊維原料の製造過程で1968年から73年までウラン酸化物を含む触媒に使用していた。同社はその触媒をドラム缶に保管している。

 22日の事故で倉庫の窓ガラスが割れたが、ドラム缶に損傷はなかった。同社によると、事故から約7時間後の午前9時から9時半にかけて調べた倉庫と周辺の放射線量は、毎時0・44~9・31マイクロシーベルト。3月28日の毎時0・22~9・31マイクロシーベルトとほとんど変わっていないという。

【写真説明】Aは劣化ウランを保管する倉庫、Bは爆発現場(撮影・山崎亮)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn20120427005001.JPG
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
劣化ウランと言っているけれど、これは正しい呼び方だろうか?
少なくとも、核燃料を再処理した後の燃えカスとは違う。
ここで言うウラン酸化物は、イエローケーキと呼ばれる核燃料に近い物質ではないだろうか?つまりU-235が普通に言う劣化ウランや天然ウランよりは高い程度に含まれているのではないか。
毎時0・44~9・31マイクロシーベルトの放射線とはα、β線ではなくてγ線であろう。どこで毎時9・31マイクロシーベルトを測定したのだろう。工場の、或いは工場外のどの範囲まで、高い放射線が観測されているのだろうか?
政府マスコミが口をつむぎ、市民が真相を追究することになっている。
今の日本ほど不条理の国はない。

2009年の3月に東京地検特捜部が小沢一郎氏の公設第一秘書を逮捕した時、私は「東京地検は有罪にする見込みがあって強制捜査に乗り出したのではなく、政権交代がかかった選挙を前に、その推進力である小沢氏の政治力を削ぐ事を狙っている」と言った。

有罪にならなくとも、メディアを煽って「小沢批判」を広げ、小沢氏の政敵たちに「議員辞職」や「証人喚問」を要求させて、小沢氏の政治生命が断たれれば仕掛けの目的は達成される。すると仕掛けに乗って「小沢は終った」と発言する御用評論家や御用ジャーナリストがぞろぞろ現れてきた。仕掛けたのは統治構造が変えられる事を恐れる勢力で、政権交代が実現しても統治構造を変えられないようにするのが目的である。

小沢氏は「55年体制」以来の統治構造を次々に壊してきた。政権交代のない構造を変えるため中選挙区制を小選挙区制に代え、官僚支配の国会を象徴する「政府委員制度」を廃止させ、自民党に大連立を持ちかけて日本の安全保障政策を米国追随から国連重視に転換させようとした。

その人物が最高権力者になると困る。そう考える勢力はなりふり構わぬ手段に出た。それが「西松建設事件」である。その異常なやり方に検察OBもベテラン司法記者もみな唖然とした。捜査は検察上層部のあずかり知らぬ「青年将校の暴走」とされたが、それが目くらましの情報でも本当でも異常な捜査である事は間違いない。

選挙結果を左右する時期の政界捜査は国民主権の侵害であり、民主主義国家では許されない。ところがこの国には自分がセーフだと思うとすぐ検察に尻尾を振る政治家がいる。国民主権を侵害する検察を批判しないで小沢氏の「証人喚問」や「議員辞職」を求める声が政界から上がった。それが民主主義を弱体化させ、国民主権を破壊する事だとは思わない。その程度の政治家がこの国には存在するのである。事件はまさに民主主義の破壊者をあぶりだすリトマス試験紙になった。国民に政治家やメディアをチェックする機会が与えられた。

政治的思惑だけの捜査だから「西松建設事件」で裁判は維持できない。メディアを煽って振り上げた拳を下ろせなくなった検察は今度は政治資金収支報告書の虚偽記載容疑で石川知裕衆議院議員らを逮捕した。しかし小沢氏の起訴にはたどり着けない。追い詰められた検察は藁をも掴む心境で検察審査会の強制起訴に持ち込む事になった。

そこで嘘の捜査報告書が作成された。検察は証拠改竄という犯罪を犯す事までして強制捜査に持ち込んだのである。しかし検察が不起訴にした事件を担当する検察官役の指定弁護士は大変である。公判記録を読むとその苦労が良く分かる。

一方で会計学の専門家である筑波大学の弥永真生教授は石川議員の作成した政治資金収支報告書は虚偽記載に当らないと証言した。それが認められれば一審で有罪とされた石川議員らの裁判にも影響する。一方で証人となった取り調べ検事は捏造を重ねた検察捜査の実態を暴露した。強制起訴に持ち込んだ事で検察の驚くべき体質が白日の下に晒されたのである。

そうした流れで裁判は結審した。普通に公判記録を読めばこれは架空の「でっち上げ」事件で無罪になるのが妥当である。ところが有罪説が消えずに囁かれる。それはこの国の司法が独立した司法ではなく政治的な判決を下すと見なされているからである。

例えばロッキード事件では列島中が田中角栄を批判していた1審では有罪、2審も控訴棄却され、判断は最高裁に委ねられた。しかし最高裁は判決を出さない。いや出せない。1審判決から10年後に田中が死ぬと、そこではじめて最高裁は検察の起訴を無効とし、収賄の証拠とされた「嘱託尋問調書」の証拠能力を否定した。産経新聞の宮本雅史記者は最高検の幹部から「最高裁は誰も田中の判決を書きたくなかった」と言われた。有罪の判決は書けなかったというのである。

リクルート事件で被告となった江副浩正氏は、検事から強要されて署名した嘘の供述調書を裁判で全面的に否認した。すると1審だけで13年以上もかかり、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受けた。それを江副氏は「事実上の無罪判決」と受け止めている。判決文に江副氏の行為を「違法不当な施策を行なわせるものでも、行政の公正などを害するものでもなく、むしろ、国の正当な政策に適ったものであった」と書かれたからである。

それでも無罪にならないのは、無罪にすれば検察が必ず控訴して更に裁判が長引く事を裁判所が配慮したためだと受け止めた。こうして事実上無罪でも有罪という判決が下されたのである。また収賄容疑で逮捕された佐藤栄佐久前福島県知事は2審で収賄金額をゼロと認定されながら、それでも有罪の判決を受けた。裁判とはそういうものである。

小沢氏は26日に無罪の判決を受けた。しかし判決内容を見ると検察官役の指定弁護士の主張がほぼ認められ、一方で会計学の専門家の証言は採用されなかった。どこからも文句が出ないように配慮した極めて政治的な判決だと私には思えた。政治的事件だから政治的に判断したという事で真相が究明されたわけではない。これが検察官役の指定弁護士に控訴を決断させるのか、逆にここまで認めてもらえたと思わせて裁判を終らせるのか、私には分からないが、いずれにしても前から言っている通りこの判決で問題は終らない。

むしろ本番はこれからである。この一連の捜査と裁判で国民には見えていなかったものが見えてきたはずである。これまでの統治構造を守ろうとする勢力がどれほどなりふり構わず必死になっているか。検察がどれほど悪辣な事をやる組織か。新聞とテレビがその手先となって嘘にまみれた報道をするか。「民主主義」を口ばしる政治家ほど検察から己の身を守るため民主主義を破壊する行為に加担するか。つまり「国民の敵」が見えてきたはずである。

たかだか司法試験や公務員試験に受かった人間に政治を操られてはたまらない。政治を操るのは国民にあるというのがこの国の根本原理である。小沢裁判がどうなるかに関わらず、そのお陰で見えてきた「国民の敵」をひとつずつ潰していく事がこの国の未来につながる。


投稿者: 田中良紹 日時: 2012年4月28日 02:28


http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2012/04/post_298.html

「どの新聞を読んでも事件の本質がきちんと解説されていないことにも呆れるばかりです:山口一臣氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/7369.html
2012/4/29 晴耕雨読


https://twitter.com/#!/kazu1961omi

昨日は本業が忙しくてあまりツイートできなかったけど、小沢判決に対する新聞・テレビの論調は事前の〝予言〟どおり、「無罪だけどグレー」に始まり、刑事責任と政治責任は別、道義的責任、説明責任は云々、といった言い回しのオンパレードでした。

ま、想定の範囲内でしたけどね。

アリバイ的な検察批判はあっても自らの報道を省みる論文が私の知る限りひとつもなかったのは残念でした。

どっかやってましたか?

それはさておき、どの新聞を読んでも事件の本質がきちんと解説されていないことにも呆れるばかりです。

陸山会事件とは何なのか?

答えは簡単明瞭です。

裏献金の見込みが外れ、別件でやらざるを得なくなった〝事件〟です。

本来なら、裏献金の事実がないとわかった時点で撤退すべき事案でした。

裏献金はフロッピー前田に言わせると、検察の一部幹部の妄想で、その妄想による見込み捜査の失敗が、政治と世間をここまで混乱させてしまったわけです。

しかし、そのことをきちんと摘示できている新聞は残念ながらひとつもなかった。

本件の見込みが外れて無理矢理つくった別件の事件の重箱をつつくような記事ばかり。

新聞の劣化は目を覆うばかりです。

例えば、読売新聞社会部長・石井一夫さんの記事「政治とカネ 晴れぬ疑念」にこんなくだりがあります。

〈ただ、間違ってはいけないのは、今回の判決が、元代表の清廉潔白さを保証したものではないということだ〉。

この認識はまったくその通りで、正しいと思います。

そもそもこの裁判は小沢さんが清廉潔白かダーティか、金権かクリーンかを問うたものではまったくないからです。

小沢さんが無罪になったからといってクリーンさが証明されたわけではなく、同じように有罪だったとしても、金権・ダーティではないということです。

単に小沢事務所の政治資金収支報告の処理が政治資金規正法に照らして妥当だったかどうかということなのです。

なにしろ、本件が潰れた別件ですからね。

それを「政治とカネ」といった無意味な言葉で括って、あたかもクリーンかダーティかが争われているかのように世間をミスリードし続けたのが新聞でした。

そのことに対する反省がないばかりか、いまも間違った認識を世間に振りまき続けています。

困ったもんです。

よく考えればわかることなのに。

今回の判決で言っているのは、ひとつは指摘される小沢事務所の政治資金処理は違法だったということです。

クリーンかダーティかという話ではありません。

単に帳簿処理が間違っていたということです。

私はいまでもこんなこと(期ズレ)が違法なのかと思いますがとりあえず裁判所の判断を尊重しましょう。

そして、裁判ではその違法な処理が小沢さんの指示の下に行われたかどうかが争われ、小沢さんが指示してやったといえるほどの証拠はなかった、というだけの話です。

これのどこが「限りなくクロに近いグレーな無罪」なのか、私にはさっぱりわかりません。

繰り返しますが、この無罪は小沢さんがクリーンだという話ではありません。

同時に、たとえ有罪でも小沢さんがダーティだということでもありません。

それを「清廉潔白か金権か」という話にしてしまったのは、メディアの責任だったと思います。

それについての反省や検証が見られないのは残念でした。

> 「一般市民感覚(w)」として「期ズレの記載」より、「マニュフェスト反故」の方が重罪だと思う。

御意。

嘘つきだからね。

> 秘書の方々は有罪判決が出ていますね。それもかなり重い刑罰だったと思います。過小な問題とは思えませんが。

> だれもがひっかかりそうなグレーゾーンがあれば、当局は恣意的に人を検挙できますね。新聞社も財務省に楯突くと税務調査が入るというじゃありませんか。

徴税権と捜査権は霞ヶ関の二大暴力装置ですからね。

> > 今回の判決で言っているのは、ひとつは指摘される小沢事務所の政治資金処理は違法だったということです。私はいまでもこんなこと(期ズレ)が違法なのかと思いますがとりあえず裁判所の判断を尊重しましょう。

> いえいえ、おそらく裁判官は会計の基本を知らないだけだと

私もそう思いますが…。

> 「虚偽記載」というが、そんな大袈裟なものではない。年末に代金前払いで買った餅が正月に届いたので一月の家計簿に記入したようなもの。天下国家を騒がすような問題ではない。

ですね。

それが本質です。

そんなことにエネルギーを使う馬鹿らしさ。

> 「清廉潔白」か「金権」かでしか理解できない国民も情けないけどね。

国民というか、マスコミね。

> >>>小沢をめぐる事件で、清廉潔白も金権暗黒も、事実証拠を揃えぬままの床屋談義だろうによ。それよりも検察のやってしまった恐るべき横滑りこそ、この国を揺るがす、国民を貶める事件と知っている事は大事です。

> 気に入らない奴は「微罪」を活用して、言わば「別件逮捕」で葬り去ろうとする。この排除しようとした本当の「主体」と「動機」に、より以上に斬り込んで行く必要がありますね?。

それはそうですね。

検察が犯罪摘発ではなく小沢排除にここまでこだわった理由は何か

> そもそも政治家が瑕疵一つない聖人君子でなくてはいけない、と洗脳したのがメディアです。

それもある。

>モトケン: 小沢氏が悪だと言っているのではないということを予め強く念押しした上で言うけど、政治権力を濫用した悪があるとすれば(あると思うけど)、それに対抗できる最も強力な力は検察権力だと思う。もっとも、検察は自ら自分の力を腐敗させてしまったのだが。

↑このページのトップヘ