http://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2021-03-02/2021030202_03_1.html

 日本共産党の小池晃書記局長は1日、国会内での記者会見で、丸川珠代男女共同参画担当相が選択的夫婦別姓制度の導入に反対する文書に名前を連ねていたことについて問われ、「そうした人物を男女共同参画担当相に据えるというのは不適切で、まるでブラックジョークのような人事だ」と批判しました。

 小池氏は、自民党の国会議員有志が連名で選択的夫婦別姓の導入に賛同する意見書を地方議会で採択しないよう求めた文書を県議会議長に出したことについて、「こういうやり方そのものが民主主義と地方自治の原則からしても信じられない。いったいどこが『地方分権』か」と批判。自民党の竹下亘衆院議員が、五輪聖火リレーの中止を検討すると表明した島根県知事に対して「注意する」と発言したことにも触れ、「自民党の中には、国会議員の方が地方議員や首長より『上』であるかのような“お上意識”があるのではないか」と指摘しました。

 小池氏は選択的夫婦別姓に関して、世論調査でも若い世代を中心に実現を求める声が広がっていると指摘。丸川氏を担当相に据えることは「まったく不適切な人事だ」と述べました。