https://www.nishinippon.co.jp/item/n/681728/

スクリーンショット 2021-01-15 13.32.00
中央区の電話ボックスに設置されたモバイルバッテリー

 NTT西日本と充電器シェアリングサービスを手掛ける「インフォリッチ」(東京)は、福岡市内の公衆電話ボックス8カ所に携帯型充電器「モバイルバッテリー」を設置する実証実験を15日から開始する。電話ボックスに設置するのは全国初の試み。スマートフォンの充電に活用してもらい、災害時は無料で使えるようにする。

 福岡市はインフォリッチと災害時にモバイルバッテリーの無償提供を受ける防災協定を昨年6月に締結。同社は市役所など29カ所に充電器を設置している。

 今回設置されたのは、天神、中洲周辺地区の電話ボックス。15日から6カ月程度実証実験を行い、利用頻度が高く採算性が見込めると判断されれば、他地域への設置も検討するという。

 充電器を利用する場合は専用のアプリを事前にダウンロードすることが必要で、1時間未満の利用で165円、48時間未満で330円の料金がかかる。災害時は無料。 (塩入雄一郎)