http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-11-30/2012113001_03_0.html

1年間を通じて民間企業に勤務した労働者の賃金について、大企業ほど男女格差が大きいことが分かりました。もともと、日本の男女賃金格差は世界でも最も大きい部類です。大企業がその傾向に拍車をかけていることになります。
 国税庁の民間給与実態統計調査は、性別と企業規模ごとの平均賃金を集計しています。2011年の調査によると、全企業での賃金の男女格差は、男性1に対し、女性0・53でした。

 企業規模ごとにみると、男性を1とした場合、個人経営企業では女性は0・74でした。資本金2000万円未満の株式会社では0・55、資本金2000万円以上5000万円未満の株式会社では0・54と、企業規模が大きくなるにつれて賃金格差が大きくなっています。資本金10億円以上の大企業では、女性の賃金は0・45と、男性の半分にも届きません。女性に対して相対的に低賃金労働を強いている大企業の姿勢が問われます。

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