北陸電力志賀原発1、2号機(石川県志賀町)は安全性が確保されていないとして、富山、石川両県の住民ら120人が26日、1、2号機の運転差し止めを北陸電力(富山市)に求める訴訟を金沢地裁に起こした。
 訴えで原告側は「東京電力福島第1原発事故では想定を超える事態が発生し、従来の安全性に対する考え方の誤りが明らかとなった」と主張。
 また国の耐震設計審査指針について「最新の知見に立脚していない不十分なもの」とし「北陸電は原発周辺の複数の活断層が連動する可能性も想定しておらず、耐震設計上、志賀原発の安全性が確保されていないことは明白」と指摘している。