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2020年12月

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/678175/

 日本を代表するコメディアンだった志村けんさん。その著書「変なおじさん 完全版」(新潮文庫)は至って真面目な本である。どうすれば人を笑わせられるか-。喜劇論であり、人生論だ。好きな言葉を「忍耐、努力、心」と記している。

 2002年の初版後、2刷が出たのは、志村さんが70歳で亡くなった今年3月29日から17日後のことだ。多くの日本人に身近な著名人の新型コロナウイルス感染症による死は、その脅威を世の中に広く実感させた。

 「人間・志村けん」を、その死後に知った人もいるだろう。人の真の姿や、世の常識とは何か。コロナ禍の中で経験する「新たな日常」で、自分を見つめ直す機会が格段に増えた人も少なくないのではないか。


■変化のきっかけ逃すな


 コロナ禍は社会に多大な「忍耐」や「努力」を強いた。と同時に、多くの思わぬ副産物も生んでいる。その代表例が、感染防止のために提唱された「3密(密閉、密集、密接)」回避という生活スタイルだろう。流行語大賞にもなった。

 自宅などで勤務するテレワークは職場に出勤するという心構えさえ変えた。都市部では満員電車といった通勤の苦労から解放された人も多い。ITを活用したオンラインによる活動は教育や医療、コンサートなど芸術にも広がった。

 その過程で図らずも、日本がいかにデジタル化の後進国であるかもあぶり出された。コロナ禍に対応する給付金のオンライン申請は、制度設計のずさんさから全国で混乱した。

 9月に発足した菅義偉政権の目玉政策であるデジタル庁新設はその反省から生まれた。はんこの廃止も同時に進む。デジタル化は高齢者にも優しく、暮らしやすい社会を目指す手段という点を忘れずに努力したい。

 「密」を回避する延長線上で注目されたのが、九州など地方への移住という新たな動きだ。最近は耳にすることも減った地方分権や地方創生の呼び水となるのか、コロナ禍が収束すれば元に戻るのか。この変化のきっかけを逃す手はない。忍耐強く議論を深めたい。

 コロナ禍は私たちの「心」の暗部もえぐり出した。外出や移動の自粛要請に応じない人々への嫌がらせが相次いだ。感染者や家族、医療従事者らへの差別や偏見が今も、インターネットを通じ増長されている。

 会員制交流サイト(SNS)などの法規制を求める声も高まっており、SNS事業者が自主的な取り組みでどこまで事態を改善できるか。まさに努力の結果が求められている。


■自分に正直に生きよう


 東京五輪・パラリンピックが1年延期された。やむを得ない「忍耐」だろう。ただ多くの出場内定者が悲観せず「練習の期間が増えた」と前向きに捉え、私たちに勇気を与えてくれた。

 熊本県を襲った豪雨は感染拡大後、初の大災害となった。避難所の「密」対策は取られていたが、被災者に接した保健師が感染者だったことが判明し、さらなる課題を突き付けた。

 「努力」の輝きも多数見られた。将棋藤井聡太七段による史上初「10代二冠」は大人に驚きを、子どもには夢も与えた。小惑星探査機「はやぶさ2」は苦難を克服し任務を達成した。

 懸念されるのは夏以降、中高生や働く女性の自殺者が増加していることだ。コロナ禍で心の不調が増えているのだろうか。

 志村けんさんが冒頭の著書で若者に呼びかける。<天才なんて、どこにもいない。1回きりしかない人生なんだから、自分の好きなように、自分に正直に生きようよ>

 私たち全員への遺言である。

https://www.nishinippon.co.jp/item/n/678168/

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戦禍伝える異色の市誌


 その本は768ページ中の110ページを割き、日中戦争や太平洋戦争の戦没者2930人の実名を載せている。軍の階級や亡くなった日付 と場所、住所、遺族名も、福岡県久留米市内の校区ごとに記す。「続久留米市誌下巻」(1955年刊)。この夏、戦争を振り返る企画の準備で手にした。

 45年8月11日の久留米空襲で落命した市民212人の実名も掲載する。お名前を見ながらそれぞれの人生に思いをはせた。火葬場主任が見た空襲当日の焼き場の混乱や翌日の敵機再襲来の生々しい証言も。戦中の戦意高揚集会、敗戦直後の米軍将校の来訪、戦後復興計画も詳述する。

 続市誌は、上下巻で戦争を挟む31~55年のわずか25年間を主に記録した、異色の自治体史だ。戦禍を歴史に刻まなければ、との編集者の意志を感 じる。戦後75年の年が暮れようとしている。来年以降も戦時中を知る方の声や、埋もれかけた戦争遺跡を記事にしたい。 (野津原広中)

https://tanakaryusaku.jp/2020/12/00024210

炊き出しを大事そうに受け取る。メニューのカレー雑炊は配膳開始からわずか35分ではけた。=30日、寿町公園 撮影:田中龍作=


 日本有数のドヤ街、横浜寿。住民5,700人のうち約9割が生活保護を利用する。

 年末年始恒例の炊き出しが、きょう(30日)から、地元寿町公園で始まった。(主催:第47次寿越冬闘争実行委員会)

 午後3時からの配膳に1時過ぎから順番待ちの列ができ始めた。コロナ禍で今年は1日、500食限定となったためだ。

 「もらえなくなるかもしれない」と焦り、1時45分から並んだ男性もいた。

 炊き出しは3日まで。2,500食を賄う。厨房の大きさに驚いた。街のソバ屋にもひけを取らない規模なのだ。

 6基の大型ガスコンロが絶えず炎をあげ、巨大ナベのスープがグツグツとたぎる。約100人のボランティアが調理、配膳などに携わる。


長蛇の列は寿町公園一角をぐるりと一周した。=30日、横浜市寿町 撮影:田中龍作=


 大規模炊き出しは全額カンパで賄われている、という。

 横浜は「自助」を唱えるスガ首相のお膝元なのだが、炊き出しの労力、資金ともにすべて共助なのだ。

 早い時間から並んでいた男性(60代)は「ここには自分で自分を助けられる人なんていないよ」と言う。

 体を壊し、精神を病んでいるからこそ生活保護を受けているのだ。働きたくても働けないのである。

 男性はウンザリした表情だった。菅首相の「自助」発言に呆れているのだ。そのうえで「公助のパーセンテージを上げるしかない」と提案する。

 「予算を自分たちの天下り先に使っている。住民が本当に必要なものに使え」「フードバンクを設けてコンビニで廃棄している食料とかを集めたら、どれだけの人が助かるか」・・・

 男性はドヤ住まいになる前、会社を経営していたというだけあって、お金と資源の有効活用を強調した。

     

厨房。写真では切れているが、左側にも大型コンロと巨大ナベが並ぶ。=30日、寿町公園 撮影:田中龍作=


   ~今こそフードバンクを~

 アメリカにはフードバンク連合体「フィーディング・アメリカ( Feeding America)」などがあって、主だった町には困窮者が無料で食料を入手できる場所があるということだ。

 フードバンクは現物や金銭的寄付で成り立っているが、経営陣には巨大食品企業やコンサルの経営者も肩を並べる。

 日本でも、こうした団体をつなげて恒常的に人々を食わせるためのシステムを作らなければいけない時に来ているのではないか。


  ~終わり~

   ◇
2020年、『田中龍作ジャーナル』が十全にジャーナリズムの役割を果たしたとは、これっぽっちも思っておりません。

とはいえ権力の横暴とウソを、わずかながらも追及・告発できたものと自負しております。読者の皆様のご厚誼に少しでも応えることができたのであれば本望です。

田中龍作の取材活動支援基金

■郵便局から振込みの場合

口座:ゆうちょ銀行
記号/10180 番号/62056751

■郵便振替口座

口座記号番号/00170‐0‐306911

■銀行から振込みの場合

口座:ゆうちょ銀行
店名/ゼロイチハチ・0一八(「ゆうちょ銀行」→「支店名」を読み出して『セ』を打って下さい)
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ゆうちょ銀行間で口座引き落としができます。一度窓口でお手続きして頂ければ、ATMに並んで頂く手間が省けます。印鑑と通帳をお持ち下さい。
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連絡先
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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-12-31/2020123101_05_1.html

 安倍晋三前首相の「桜を見る会」問題での居直り、吉川貴盛元農林水産相の収賄容疑などによる強制捜査―。「政治とカネ」をめぐる数々の疑惑が菅義偉政権を揺さぶっています。国民の政治不信は高まる一方なのに、菅首相は解明に背を向ける姿勢を改めようとしません。それどころか、年内で幕引きを図ることを狙っています。こんな企てを許すわけにはいきません。徹底追及はこれからです。

菅内閣の支持率は急落

 国民の批判は、28日付各紙の世論調査での内閣支持率の急落に、はっきり示されました。「読売」は前回12月上旬の61%から45%に大幅に下が りました。「日経」では支持率42%、不支持率48%と、支持・不支持が逆転しました。怒りを集めているのは、新型コロナ感染への無為無策とともに、 「桜」前夜祭をめぐる安倍前首相の無反省な態度と、安倍氏をかばう菅首相の姿勢についてです。

 東京地検特捜部は先週、「桜」前夜祭で安倍後援会が会場となったホテルの費用を補填(ほてん)しながら、政治資金収支報告書に記載しなかった罪で 安倍氏の政策秘書を略式起訴しました。これまで国会で費用の補填はしていないと繰り返してきた安倍氏のウソが認定されたのです。ところが安倍氏は秘書に責 任を転嫁し、自らの関与は認めません。衆参の議院運営委員会での質疑でも補填の原資など、新たな疑惑が噴き出しています。

 世論調査でも、安倍氏の説明に「納得できない」は、「読売」で76%、「日経」で74%に上ります。今後も衆参の予算委員会で安倍氏の証人喚問を 行うことは、絶対に必要です。官房長官として安倍氏を支え、虚偽答弁に歩調を合わせてきた菅首相の責任が問われるのは当然です。

 吉川元農水相が大手鶏卵生産会社の元代表から大臣室などで巨額の現金を受け取った疑惑では、東京地検が議員会館などを捜索しました。吉川氏は病気 を理由に議員を辞職しましたが、疑惑に口を閉ざしており、国民は不信を募らせています。「日経」の世論調査では、吉川氏の説明に「納得できない」が82% を占めました。この疑惑では、菅政権の内閣参与だった西川公也元農水相(元衆院議員)も現金を受け取っていたことが発覚し参与を辞任しました。いずれも辞 めて済む問題ではありません。

 吉川氏は自民党の二階俊博幹事長の派閥の事務総長で、先の自民党総裁選では菅陣営の選対事務局長でした。政権中枢に近い疑惑は曖昧にできません。菅首相は、吉川氏らの「卵」疑惑を解明する責任を免れません。

追及の手を緩めることなく

 吉川氏らの疑惑は、昨年の参院選広島選挙区での、河井克行元法相・案里議員夫妻の大規模買収事件の捜査中に明らかになったものです。この事件の焦 点の一つは、買収資金の出どころが自民党本部から河井陣営に送金された1億5000万円もの巨額の選挙資金の可能性があることです。自民党総裁であり、河 井夫妻と親しく、案里氏を選挙に担ぎ出したといわれる菅首相の責任はここでも免れません。秋元司元内閣府副大臣のカジノ汚職も決着していません。

 一連の「政治とカネ」疑惑は安倍前政権の「負の遺産」です。疑惑隠しを狙う菅政権への追及の手を緩めることはできません。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-12-31/2020123111_01_0.html

 日本労働弁護団や幅広い労働組合の有志が取り組む「年越し支援・コロナ被害相談村」(東京都新宿区立大久保公園)は30日、雨のふるなか開始時間前から相談者が訪れ、前日の倍近い111件の相談がありました。

 「久しぶりにおなかが満たされ、ほっとしました」。こう話す男性(39)は、11月末に配送業務の派遣を切られて仕事がなく、所持金も200円 に。コンビニで携帯電話を充電してネット検索で見つけた相談村に夜も歩いてたどり着き、食料支援を受けました。「どこの区役所が開いているのか分からな い。行政は情報をまとめてほしい」と話しました。

 関東の温泉旅館で住み込みで働いていた男性(53)は、コロナで仕事がなくなり、ネットカフェに寝泊まりしながら、コンビニへの派遣でしのいできました。「1月4日から旅館で働く予定ですが、コロナでどうなるか分かりません」と不安を語りました。

 ベトナム留学生の男性(28)と女性(25)は、日本の知人から紹介されて相談。介護の特定技能資格があると分かり就労手続きを進めることになり、「助けてもらってありがとうございます」と表情をゆるめました。

 日本共産党の田村智子副委員長が激励し、相談者から話を聞きました。

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