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気になるニュースを転載しています。

2017年08月

http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170831/KT170830ETI090006000.php

人さし指にペンを結び付ける。介助者が手を添え、指先の小さな動きを感じ取ってノートに平仮名をつづる。息を合わせた共同作業がよどみなく詩を生み出す。東京都の堀江菜穂子さん、22歳。生まれて間もなく重い脳性まひを患った

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手足が動かず寝たきりの生活。言葉も話せない。特別支援学校の中学部のときに自主スクールで筆談の練習を始める。最初はパソコン画面から文字を拾う方法だった。〈なおこかわいーよ、きれいな、ままですよ、えらいぱぱ〉。初めて表現した言葉だ

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しばらく後「詩を書いたことありますか」と先生に聞かれた。文字を拾いパソコン画面に紡いだのは一編の詩。〈きたのそらからきこえている こえにむかって/わたしは さけぶ/すてきなくには どこにありますか〉。今夏発刊した詩集「いきていてこそ」につづられている

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編集者の平沢拓さん(33)は新聞で堀江さんのことを知った。平仮名の限られた文字が表現する命の重さや生きる意味。その言葉の力に心が救われるほどの感動を味わい、出版にこぎつけた。詩集にはこれまでに書いた約2千編から、54編を選んで収めた

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〈いまつらいのも/わたしがいきているしょうこだ/いきているから つらさがわかる……どんなにつらいげんじつでも/はりついていきる〉=「いきていてこそ」。堀江さんにとって詩作は〈わたしじしんをかいほうするこうい〉=「はたちのひに」。その言葉からは勇気さえもらえる。

https://ryukyushimpo.jp/column/entry-565720.html

映画はガジュマルの映像から始まった。その木のように倒れない男の話だ。彼は、選挙で倒した“敵”を「ガジュマルの木陰で休ませ、同じガジュマルになれと説得し、民主主義を嵐から守る態勢を取ろう」と呼び掛けた
▼米統治下の圧政に抵抗した政治家、瀬長亀次郎氏を描いた記録映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー」が好評だ。那覇市の桜坂劇場では長蛇の列ができ、東京でも連日満員だ
▼佐古忠彦監督は東京での舞台あいさつで沖縄と本土の「溝」に言及した。その大きな理由は、本土の人々の認識の中から「沖縄戦後史がすっぽり抜け落ちている」ことだと
▼本土のテレビのニュースで基地問題は瞬間の事象しか伝えない。このため、なぜ県民が声を上げているのかが伝わっていないと言う。「瀬長氏の生きざまを通して戦後史を知れば、その理由が分かる」
▼「弾圧は抵抗を呼ぶ/抵抗は友を呼ぶ」。瀬長氏の言葉や行動に、沖縄における今の闘いの原点が凝縮されている。佐古氏はそれを知ることで、沖縄との溝が少しでも埋まるよう願った
▼瀬長氏にとってガジュマルは民主主義のとりでであり、分断を克服する場でもあった。「敵/味方」「右/左」「沖縄/本土」などの分断や溝に「不屈」の精神で挑んだ生きざまは、“忖度(そんたく)政治”を危ぶむ全国の多くの人々の心に響くに違いない。

https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-565696.html

 全国の小学6年生と中学3年生の全員を対象にした全国学力・学習状況調査(全国学テ)結果が発表された。

 一斉テストは学校や都道府県の競争をあおり、序列化につながると問題視されている。しかし、本来の目的は、結果を基に、弱点を知り教師の指導や授業の改善に役立てることにある。今回の結果から貧困と学力の関係が見えてきた。この知見を教育政策に生かしてほしい。
 全国的には小学校と中学校の学テの結果は、ほぼ一致するが、沖縄県は小学校に比べて中学校が振るわないと言われる。今回注目されたのは、3年前の小6時代に大きく順位を上げた子どもたちが中3となり、どのような結果を残すかだった。
 結果は、中学の平均正答率は前年より伸びたが、全国との差はそれほど縮まらなかった。琉球大学の長谷川裕教授が各都道府県の正答率と貧困率を分析した結果、貧困率が高いと正答率は下がる傾向があることが分かった。
 小学校ではばらつきながら緩やかにその傾向が表れるが、中学校ではかなりはっきりする。困難な生活状況により勉強に意識が向けられない。今回の全国学テで沖縄の中学校の結果は、子どもの貧困率と対応しているという。
 沖縄県の子どもの貧困率は29・9%と深刻な状況にあり、貧困の世代間連鎖の防止に本腰を入れる必要がある。県は沖縄振興計画「沖縄21世紀ビジョン基本計画」期間の後期5年に向けた改定案の柱の一つに「子どもの貧困対策」を据えた。課題の解決に向けて全力で取り組んでほしい。
 成果を上げている取り組みとして無料塾が挙げられる。県が実施した無料塾を受講した小中学生アンケートによると、通う前と比べて学習意欲や自己肯定感の上昇につながったと答えた子どもが多いことが明らかになった。無料塾をさらに拡充させたい。
 県外だけでなく、県内で学ぶ学生を対象とした県の給付型奨学金の創設も必要だ。
 学校では、多忙な教師の働き方を改善しなければならない。文部科学省が公表した16年度の公立校教員の勤務実態調査結果で、学校内勤務時間が週60時間以上の教員が小学校で33・5%、中学校で57・7%に上った。生徒指導や部活動、学校運営に関する事務作業などで時間を割かれ、学習指導に十分時間を取れないという。
 児童生徒と余裕を持って向き合える環境を確保するため、教師の増員と負担軽減、少人数学級の実施など、抜本的な取り組みが必要だ。
 家庭での取り組みも重要だ。今回、同時に実施した「児童・生徒質問紙」によると、「家の人と学校での出来事について話をしますか」との質問に「している」と答えた小学生の割合は、全国平均より7・7ポイント低かった。教育の基本は家庭にあることを忘れてはならない。

https://ryukyushimpo.jp/mainichi/entry-565999.html

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物を表す文字と呼び方を覚えたナック=千葉県鴨川市の鴨川シーワールドで、村山司・東海大教授提供

 ◇人間以外で初、チンパンジーも無理 東海大研究チーム発表

 イルカが物とそれを表す文字、鳴き方をセットで記憶し、指し示したり鳴いたりできることを実験で確かめたと、村山司・東海大教授(動物心理学)らの研究チームが明らかにした。人間以外でこうした能力が確認されたのは初めてという。村山さんは「人と同じような過程で物の名前を覚えた。イルカが人に近い言語能力を持つことが分かった」と話す。成果は30日付の英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。

 実験したのは、鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)で飼育されているシロイルカの「ナック」(推定32歳)。まず、潜水などで使うフィン(足ひれ)を見せたら「ピィ」と鳴いたり、「丄」の文字を選んだりするようにそれぞれ訓練。また、それとは逆に音声を聞かせたり、文字を見せたりするとフィンを選べるようになった。さらに、文字と鳴き方の関連は教えていないのに、フィンがなくても「丄」を見せると「ピィ」と鳴き、「ピィ」と聞かせると「丄」を選べるようになった。村山さんは「このような覚え方をするのは人だけだ。チンパンジーやオウムはできない」と注目する。

 マスク、バケツ、長靴も同様に、それぞれを表す鳴き方と文字を覚えることができた。実験ではヒントを与えないように人の視線を隠したほか、ほうびの餌も与えなかった。
 イルカは、口ではなく頭の上にある呼吸孔(こきゅうこう)から鳴き声を出す。ナックは飼育員が言葉に出した「ピヨピヨ」「おはよう」など8種類の言葉をまねた鳴き声を出したことで、2014年に注目を集めた。ただし、この時は単なるオウム返しだった。
 村山さんは「ナックは物の意味を理解していると言える。次は動詞を覚えさせることに挑戦し、人とコミュニケーションができるようにさせたい」と話す。【永山悦子】
 ◇ナックが覚えた呼び方と文字◇
対象物 呼び方  文字
フィン ピィ   丄
マスク ピーー  R
バケツ ヴォッ  >
長 靴 ホゥ?  O

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-564427.html

普天間「5年内停止不要」 自民・照屋氏明言 「県民、市民求めていない」

 「今さら市民も県民も普天間飛行場の(5年以内の)運用停止は求めていない」。28日の県議会臨時本会議で照屋守之議員(沖縄・自民)が、オーストラリア沖でのMV22オスプレイの墜落事故に関する抗議決議・意見書案に対する質疑でこう明言した。普天間飛行場の5年以内運用停止は、県議会も3月に全会一致で運用停止を求める意見書を可決しており、照屋氏の発言は全会一致の意見書にも反するもので波紋を呼びそうだ。

 照屋氏は「運用停止に国は対応しないとの見解が出ている。国が対応しない運用停止を、豪州でのオスプレイの墜落事故に絡めて求めることが理解できない」「求めるべきは普天間飛行場の早期返還だ」と主張。オスプレイの配備撤回についても「この段階では要求できない。配備撤回を求める県民が他府県にオスプレイの訓練を受け入れてというお願いはできない」と述べ、全国各地にオスプレイ訓練移転を求める立場の沖縄が配備撤回を主張すべきではないとした。照屋氏は2012年9月、オスプレイ配備に反対する県民大会の実行委員会で事務局次長を務め、東京要請行動にも参加した。

 普天間飛行場の5年以内の運用停止については政府も、14年2月を起点とすることを表明しており、同10月には「実現に向け全力で取り組む」との答弁書も閣議決定している。

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https://ryukyushimpo.jp/news/entry-565929.html

儀間氏「辺野古差し出せ」 早期決着へ容認に転換「嘉手納以南振興を」

 米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地計画について、日本維新の会県総支部代表の儀間光男参院議員は30日、那覇市内で開いた政治資金パーティーで「(翁長雄志)知事は辺野古を差し出してでもこの問題を決着し、代わりに嘉手納以南を完全に振興するという担保を国から取るべきだ」と述べた。これまで儀間氏は辺野古移設を容認しない立場だったが、今回の発言で容認に転じた。

 発言後、儀間氏は取材に対し「このままでは国権に勝てない。(沖縄側が)突っ張っているうちに墜落事故が起きたら誰も責任を取れない」と述べ、辺野古移設を容認することで早期決着を図るべきだとの考えを示した。その上で「辺野古を造るのに4千億、5千億円かかる。それだったら、嘉手納以南の沖縄全体で1兆、2兆円もらうべきだ」と主張した。


 今後、維新の会県総支部の方針とするか、支部内で議論していく考えも示した。一方、県総支部顧問の下地幹郎衆院議員は、本紙の取材に対して「(儀間氏の)個人的な考えであり、党の考えではない。党内で議論しない」と否定した。


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こうやって、国民や県民の税金で養われる「分断工作員」をつくらないように、賢明な選挙をしましょうね。有権者の皆さん。

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