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気になるニュースを転載しています。

2015年02月

http://www.minpo.jp/news/detail/2015022721233

 東京電力福島第一原発2号機の原子炉建屋屋上の汚染雨水が排水路を通じて港湾外の海に流出していた問題で、県議会は26日開いた2月定例会本会議で、東電に対して断固抗議する決議を全会一致で可決した。原因究明と再発防止策の徹底、県民への十分な情報提供を求めた。
決議では、これまで県議会全員協議会の場で、東電に対して汚染水対策の確実な実行を重ねて要請してきたにもかかわらず、汚染雨水が流出し公表が遅れたことは「誠に遺憾」としている。
さらに、「汚染水対策をはじめとする原発の安全確保は本県復興の前提となる最重要課題」とし、東電に原因究明や再発防止策の徹底などを訴えた。
決議の可決を受け、平出孝朗議長が27日、県庁で東電福島第一廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者に対し決議内容を申し入れる。
決議は全6会派の代表が連名で提出した。原発事故に関連する県議会の決議は、平成23年9月議会で可決された「原発事故による損害賠償に関する決議」以来となった。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015022802000143.html

 フランス映画界の巨匠、アラン・レネ監督の『夜と霧』が公開されたのは、一九五五年のことであった▼ナチス・ドイツによる大虐殺を、生々しい記録映像と鮮烈な音楽、詩的な語りで描いたこの作品は、上映時間わずか三十二分の短編ながら、いつまでたっても見終わらぬような余韻を残す▼<我々は、遠ざかる映像の前で希望が回復した振りをする。ある国のある時期における特別な話と言い聞かせ、消えやらぬ悲鳴に耳を貸さぬ我々がいる>。大戦が終わり十年を迎えた社会に向けられたこんな言葉が、戦後七十年の今も重く響く▼昨年の三月一日に九十一歳で逝ったレネ監督は、死者の存在感を問い続けた芸術家なのだろう。いま東京や名古屋で上映中の遺作『愛して飲んで歌って』は、『夜と霧』とは調べを異にする軽快な喜劇だが、その底に共通しているのは、今はなき人々へのまなざしだ▼愛する友が末期がんで余命わずかと知った三組の男女が、友の最期の時間を実りあるものにしようと動き始めるのだが、次第に亀裂ができ、彼ら自身の素顔が見え始め…。『愛して…』は、日々の暮らしがいとおしくなるような映画だ▼魯迅に、こんな警句がある。<死者がもし生きている人の心の中に埋葬されるのでなかったら、それは本当に死んでしまったのだ>。レネ監督も、そんな思いを銀幕に映し出したのかもしれぬ。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015022802000144.html

 西川公也前農相が引責辞任したばかりなのに、またも「政治とカネ」の問題で国会が紛糾している。望月義夫環境相らへの献金疑惑が発覚したためだ。政権は緊張感を欠いているのではないか。

 企業・団体からの献金が明るみに出る。その法人は国から補助金を受けている。補助金交付の決定から一年以内は政治献金が禁止だ。違法の疑いが生じる。だが、政治家は「補助金を受けていた法人とは知らなかった」と弁明しつつ、返金する。首相も内閣官房長官も「全く問題はない」と理解を示す-。

 西川氏のケースと同じ構図が繰り返されている。望月環境相の場合は、自ら代表をつとめる自民党支部に物流会社から二〇一三年に百四十万円の献金があった。この会社は環境省所管の社団法人から一億七千万円、国土交通省から四千二百万円の補助金を受けていた。政治資金規正法に抵触するのではないか-。そんな疑惑だ。

 同じ会社から上川陽子法相が代表の政党支部にも六十万円が寄付されていた。二人とも「補助金交付を知らなかった」と記者会見で述べ、違法性を否定した。

 西川氏は砂糖メーカーの団体や木材加工会社からの献金が疑問視された。農相の立場と利害が絡む恐れがあったからだ。望月氏の場合はどうだろうか。社団法人からの提供とはいえ、環境省が行う二酸化炭素排出量削減に絡む補助金である。利害関係が全くないと言い切れるだろうか。

 昨年には政治資金収支報告書の記載に問題があった人物だ。物流会社とどんな関係にあるのか、もっと詳細に説明してもらいたい。
 相変わらず献金疑惑で紛糾するありさまに国民はあきれているだろう。安倍晋三首相は国会で「この問題は民主主義のコストをどのように国民が負担するかにかかわる」とも語った。確かに約三百二十億円にものぼる政党交付金は国民が負担している。
 この制度はもともと政治家がカネ集めに走らなくても済むようにつくられた。約三百二十億円という金額は庶民感覚では決して少なくない。それでも献金問題が相次ぐ背景には何があるのか。
 二十七日には維新の党から企業・団体献金を全面的に禁止する法案が衆院に提出された。同党は「政党助成制度の導入時に国民に約束した献金禁止の措置を実施するのは今だ」と語っている。この提案を一笑に付さず、議員はまじめに議論すべきである。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015022802000145.html

 川崎市の多摩川河川敷で遺体で見つかった中学一年上村遼太(うえむらりょうた)さん(13)は、早くから“SOS”を発していた。救えた命だったのではと悔やまれる。子どもの異変に、大人はもっと敏感でなければ。
 傷やあざだらけになって、事切れている上村さんが見つかったのは二十日の早朝。近くの公園のトイレでは、服や靴が燃える火事があった。身元を隠す工作だったのだろうか、悪質極まりない。
 殺人の疑いで逮捕されたのは、上村さんの知り合いだった十八歳と十七歳の三人。容疑を認めていないというが、加害者までも少年だったとすれば、周りの大人の責任はあまりにも重い。
 真相究明は警察に委ねるとしても、学校や教育委員会、家庭、地域は一致協力し、なぜ凶悪犯罪を食い止められなかったのか徹底的に検証するべきだ。上村さんの変化を読み解き、手を差し伸べることに失敗した原因である。
 バスケットボール部で頑張っていたはずなのに、昨年夏ごろから部活に参加しなくなった。年明けから不登校になった。担任の先生が家庭に電話をしたり、訪問したりしても、本人にまつわる確たる情報がなかなか得られない。
 これだけでも重大な事態だ。不登校生の一人と軽くみて、学校は担任に対応を任せきりにしていなかったか。少年非行や犯罪被害を防ぐための学校警察連絡協議会が情報をうまく共有できていないのではないか。疑問は尽きない。
 上村さんは小学六年だった一昨年夏、島根県・隠岐諸島の西ノ島から川崎に引っ越してきた。大人をふくめ約七十人が別れのフェリーを盛大に見送ったという。
 地域の結びつきが強い小さな町から人間関係が希薄な大都会に移り住み、戸惑ったに違いない。中学校に進めば、教育環境も様変わりする。学校や家庭で孤立感を深めていたのかもしれない。
 友人らは、上村さんの異変について豊富な情報を持っていた。
 昨年十一月ごろに少年らの仲間に加わり、ショッピングセンターや公園などで遊んでいたこと。万引を強要され、断ったら殴られたり、学校に行くなと命じられたりしていたこと。仲間から抜けようとして暴力を振るわれ、命の危険におびえていたことも。
 こうした重要情報は大人に伝わらなかったのか。地域ぐるみで子どもや若者を見守り、声を掛ける取り組みが大切だ。上村さんは西ノ島のような暮らしを川崎に求め、裏切られたのかもしれない。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015022702000142.html?ref=rank

 政府は二十六日、東京電力福島第一原発事故で政府事故調査・検証委員会が政府関係者や東電社員らに聴取した記録(調書)十四人分を新たに公開した。

 事故発生翌日午後の記者会見で、経済産業省原子力安全・保安院(廃止)広報担当の中村幸一郎審議官(肩書はいずれも当時)が、福島第一で炉心溶融が進行している可能性に言及。会見に同席した根井寿規(ひさのり)審議官は「あっ認めちゃった。これで『炉心溶融』と記事に書かれるな、と思った」と振り返った。

 中村審議官は広報担当を交代するが、根井氏は「寺坂(信昭)院長から呼ばれて『官邸から、中村審議官を記者会見から外すように言われたので、申し訳ないが、その旨根井君から言ってくれないか』と言われ、伝えた」と証言した。

 福島県原子力センターの職員ら三人は、1号機爆発の写真を公表後、「保安院から、政府が発表していない写真を公表しないよう連絡が来た記憶がある」と語った。内部被ばくが多かった東電の当直長は「全面マスクをすると電話で話しにくく、私はマスクを少し顔から離してしゃべることもあった」と、事故当時の様子を振り返った。

 調書公開は昨年九月以降五回目。公開されたのは計二百二十四人分となった。
 

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