特に原発を立地なさった地元の方々はそうでしょう。
ところが福島原発では今、未曾有うの事態が進行中です。
「想定外」だそうです。
じゃあ、ナニを想定なさっていて「安全」を宣言していたのでしょう。
こんなに脆い「安全」をあんなに声高に主張なさた根拠は何だったのでしょう。
日本に限っても過去の天変地異や過去の原発事故から様々な想定ができなかったのでしょうか。
それではあまりにも想像力がなさすぎじゃないでしょうか。バカですか?
当事者はいつも上手い言葉をみつけてきます。
「自己責任」「直ちには」「想定外」
わたしの責任じゃありませんよ。っとまず一発かますわけですね。
福島原発には放水する設備も瓦礫を取り除く設備も重機もないんですね。
作業員の放射能線量計も全然足りないそうですし、防護服さえ外国から
援助されるって、どういうことなんでしょう?
「原発は安全です」からそもそも、事故は起こらないし
起こらない事故の対策は必要ないじゃないですか。ってことでしょうか?
だから世界中が断念した使用済み核燃料の再処理も諦めないんですよね。
ところが、福島原発の事故処理はフランスの企業に泣付き、アメリカの軍隊に援助されるって
どういうことですか?
「想定外」も想定できる材料は無数にありましたよね。
警告を発するいくつもの情報がありました。
それを自民党政権・官僚・東電さんが意図的に無視したんですよね。
この事実はしっかりと記憶しておきましょう。
とうとう体調不良で辞任なさるらしいのですが、一度くらい
「国民の皆様には多大のご迷惑をおかけいたしました」くらい
言えなかったのでしょうか?
愚民相手にそんなこと出来るかってことでしょうか。
なんで自分の時にこんな事になったんだ、ついてね~なってことでしょうかね。
東電も政府も全貌を明らかにしていないからです。
明らかに出来ないのかもしれません。
知らせるにはあまりにも酷い状況か、当事者さえも状況判断ができないのか。
だとしたら、本当に悲劇ですし無責任な原発政策だったことを証明しています。
いつ同じことが起こっても既に「想定外」ではありません。
それでもなお「原発は必要だ」と言います。
今度は「安全だ」とは流石に言えませんから、
「資源のない日本の電気需要をまかなえない」と言います。
原子力発電は日本の総電力の3割に過ぎません。
電力をそもそも3割カットした生活を考えるのもひとつですし、
制御できないエネルギーに頼る危うい生活よりよほどましだと思いますし、
原発に代わる代替エネルギーの提案も沢山あります。
それらを真剣に取り上げない理由は何でしょう?
原発がある人達にとって大変効率の良い錬金装置だからでしょうね。
目先の札束に魂を売ったというのが、この期に及んでなお原発を推進したい本音です。
コストの面からも原発による電力は安くない、そもそもコストの計算に廃炉による処理費用が
含まれて居ません。未だ廃炉にした経験もなければ処理が済んだ燃料もないんですから
いったいそれに幾らかかるのかさえ未知数ですし、再処理事業に掛かっているコストを加えただけでも
相当な金額になることは想像できますよね。
当事者が示すデータは常に都合のよい所だけを示し、都合の悪いところは隠すものです。
今回の政府・東電の記者会見を見ておわかりのように。
検察の調書が検察の都合の良い所だけを書き込んだ作文のように。
他人の生命、暮らしを犠牲にして、ただただ札束を数えるために推進されているんです。
福島は後何年放射能に汚染され続けるのでしょうか。福島だけではありません。
事は収束していないんですから、今後どこまで広がるか当事者さえ把握していないでしょう。
まさに暴走しているように思えます。
今安全に停止できる原発はすぐに止めるべきだと切に思います。
ご近所に原発のない方も被害は逃れられないのですから。